肉体的疲労と同様に、鳩はカゴ詰め、輸送、その他、知らない土地からの放鳩等々、
不安な事が多く、そのためストレスが生じ、精神的にもかなりの疲労を受ける。
このような疲労は、目で見えないだけに判断が難しく、したがってその対策も立てがたい。
帰還した鳩舎に、何度も何度も入ったり、普段と異なることをすると
それ自体がストレスとなって負荷がかかる。
そんなことで前途の魔法の箱は、あたたかいところで、周囲が暗く、ゆっくりと休め、好ましいと言える。
 ドイツの本で、様々なストレスに関わる鳩の調子の上昇と下降について論じた本を読んだことがあるが、
肉体的ストレスと精神的ストレスに起因する各種の疾病の発生を強調していたが、
精神的ストレスによって体内に病因が潜在していると、一気に発生ということも考えられる。
 また生体がバイオリズムとの関連で調子が下降しているときに受ける種々のストレスと、
上昇しているときに受けるストレスとでは、同程度のストレスではあっても、
受ける側では収縮されて感じたり、あるいは拡幅されて感じたりするものである。
 いずれにせよ、精神的ストレスも調子の上下に大きく関与する事は明白なので、
十二分に考慮に入れて管理すべきであろう。 
魔法の箱は精神的疲労を最も除きやすいものでもある。