
北コース、西コースでは気象条件によりレースの様相は大きく違う。
逆風・追い風の違いによる鳩体の仕上げ方の差異、管理のポイントの違いを解説する。
さらには、ナチュラルが分離化、オス・メスの別による使翔法の考え方の違いは・・・・・・
科学的根拠に基づき、ドクターの実践的管理の方法とその考え方を展開!!
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
| 前項では、鳩レースの課題は疲労抜きにあることを論じ その理由と方途について述べたが、このことは即長距離レースにおいても合致する。 長距離レースは短・中距離に比し、 同一気象条件でレースした場合でも確実に帰還率が低下する。 このことは、鳩の性能に起因する場合と、その体調に起因する場合とが考えられる。 前者の場合は鳩の性能そのものであるからいかんとも処置・対策の手段がない。 |
| 問題は後者の場合である。性能、能力を十分に具備しながら、 飼育管理者の技量が乏しいがゆえに帰還できなかったとすれば、 これは鳩に対してなんとも申し訳ない事である。 飼育・管理者が日々、研ていをつまねばならない理由がここにある。 |
| 疲労を抜いて、ベストの状態にあれば全能力を発揮できる事は誰でも理解できるが、 この長距離レースが追い風レースになるのかミストラル(逆風)の耐久レースになるのかで、 鳩体の調整(仕上げ)が大幅に違ってくるから難解なのである。 日本列島は南北に、そして東西に長い。 したがってレースの様相も地域によってずいぶんと違ってくる。 本稿では追い風、逆風の両者に分類して論じていく。 ≪北海道の佐藤義栄氏が地震と帰巣性との因果関係を論じていたが、 昔日よりの地磁気説を肯定するならば、単純に南北に向かうレースをしている地方、 即ち緯度を切る地方は、南北に地磁気を感知するがゆえに 高帰還率を得やすいと考えられるし、逆説的に太陽コンパス説を肯定するならば、 東西に太陽を感知する以上、経度を切るレースを展開する地方の方が 帰還率が良くなるであろう。 しかし、実際にはレースの結果を見ると、緯度を切るレースをしている地方の方が、 その帰還率は高いように思えるし、そのような意味で佐藤氏の説は、 肯定的に受け止める必要があると考える。 しかし、東西方向のレースを強いられる地方は、 太陽コンパスに優れた鳩を増していけば、この問題はクリアーできるものと考えられる≫ なぜ、この項を前書きとして挿入したかというと、帰還に関する、 大きな能力的ファクターだからである。 |